くみやすのブログ

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礼儀正しい隊員

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前、救急車を見かけたときのこと。

 

以前、自転車で信号を待っていた時、救急車がこちらに向かってきた。

私が待っている後ろには小さなマンションがあった。たぶん、このマンションに用があるんだろうな、と察したので、邪魔にならないように脇に避けた。

救急車は私の目の前で止まった。中から隊員が出てきて、私に向かって「ありがとうございます!」と頭を下げた。その後、マンションに上がっていった。

そのときは、「どういたしまして」みたいな感じで特に何もなく、信号が青になったので道を渡った。

 

そのあと、ふと感じたのだ。

なぜ彼は私にお礼を言ったのだろうか?

 

あのマンションには助けを求めている人がいて、救急隊員はその人のために駆けつけた。私はその妨げにならないように避けた。

ただ、それだけ。

特にありがたがるようなことでもないような…。

礼にはおよびません、当たり前のことをしたまでですから。みたいな。

 

ひとつ言いたいのは、「お礼をする暇があったらさっさと救助に行け!」と言いたいわけではないよ。お礼を言われてすごく嬉しかったよ。次からも、救急車に道を譲ろうと思ったよ。

そこは誤解しないでほしい。(必死 笑)

 

そのあと、ふと考えたのが、以前にそういったクレームがあったのかな、ということ。

道を譲ったのにお礼のひとつもなかったぞ!どういうことだ! 的な。

 

すべて私の想像でしかないし、実際はどうだったのかわからないけど、もしかしたらそういったことが背景にあるのかも知れないと思うと、少し悲しい気分になった。

 

「自分がどう感じたか(せっかく道を譲ってやったのに、親切をないがしろにされた)」ということばかりに気を取られて、「相手かどういう状況か(緊急事態だから、そこまで気が回らない)」ということに思い至らない。

そいういう人にクレームを入れられ、対策としてこんな行動にでた。なんて。

 

 

まあ、全部私の想像だけどね(2回目)

 

 

ただ単に、礼儀正しい隊員だったかも知れないし。

ついつい、こんなことを考えてしまうのでした。