気を使う人は気を使う人が苦手だから、気を使って気を使わない人になろうと思った。
私は、例えば飲み会の場では、頭の中で「あの人、飲み物足りてるかな、いや、もういらないからグラスを空けたままにしているのかも」「隣の人、トイレに行きたいのかな、ちょっと席を退いたほうがいいかな。思い過ごしかな」などずっと何かに気を取られている状態なものだから、お話もイマイチ集中できないし、別の人が「飲み物注文しましょうか？」「ああ、ありがとう、気が利くね」なーんてやってるところを目撃したら自己嫌悪に陥る、消極的な気にしいだ。すべて頭の中の出来事なので、表面から見ると気の利かない、仏頂面な変なやつだと思う。
そんな私が付き合いやすいと感じる人のタイプは、自分のやりたいことをする、振り回す系の人。勝手に好きなことをしてくれるので、気が楽。逆に自分と同じような気にしいは付き合いにくい。気を使って話を振るけど、相手も気を使って話に合わせていることがわかるので、「話の選択間違えたかな…」なんて考え出してしまう。頭の中が常に忙しくなってしまい、気疲れして、早く1人になりたい…となってしまう。
ということは、相手が気にしいの場合は、私は自分勝手になったほうがいいんじゃないか？と数年前に考えたのです。とはいえ、本当に自分勝手にすると、話もせずに頭の中で妄想大会が始まるので、好きなことを勝手にやってる風を装うことになるのだけども。
食事をすることになれば「何食べたいですか？」ではなく「麺類な気分ですけどどうですか？」と言うし、遊びに行くことになれば「どこに行きたいですか？」ではなく「ちょっと行ってみたいところがあるんですけど、どうですか？」と言う。
そのためには下準備が欠かせない。遊びに行く前に興味のある店などを検索したりして。
あなたといるときは、気を使ってないですよ、好きなことしてますよ、リラックスしてますよ。と全力でアピールしているのだ。二重の偽装である。
自分勝手な状態（妄想の世界へGO）
↓偽装1
気を使う状態
↓偽装2
あまり気を使ってない状態
そして時々思う、何やってんだろう自分
オープンな人はこういったことを気にかけずにやっているのかな？そもそもストレスを感じないとか、むしろそこまで考えてないとか。SNS上でキラキラしている方々はこういったことを自然にこなすオープンタイプの人々なのだろうか。ちょっぴり羨ましい。
とはいえ、「あんまり気を使ってないですよ」状態で人に会うと、相手もあまり気を使わずにいてくれるのでこっちも楽になる。今のところ正解と言えるでしょう。演じているうちに板についてくるだろうし、そういった自分にストレスも感じなくなるだろうから。今後は、「気軽に人を誘える」ようになりたい。（道は長そうだが）
