くみやすのブログ

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モノを売る仕事

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以前接客のお仕事をしていたときのこと。

商品の値段が違うのに、味は一緒?て聞かれることが度々あって「?」となっていた。

飲料(日本茶、紅茶、ハーブティー、コーヒー等)を扱うお店で、商品はパッケージに入っているから中身は見れず、値段と商品名が分かる状態。もし中身が見れたとしても、詳しい人じゃないと違いがわからないと思う。

そこでスタッフである私たちが、これはこういう種類で、味はどうのこうの、オススメはこれ、と説明する必要があった。

そこで、最初の「値段が違うのは何が違うの?」という質問。

 

仮にこれが

3個入り300円のトマト

1個で300円のトマト

だったら明らかに1個300円のトマトが美味しいに決まってるし、多くの人はパッと判断できる。

なぜかというと、トマトは多くの人が食べたことがあるし、美味しいトマトは甘い、のようなイメージが共有されているためだと思う。

 

だけどこれが中身の見えなくて、パッケージの見た目は似ていて

100gで600円

100gで800円

となると、「で?なにが違うの」てなるんだろうね。特にこういった飲み物(日本茶、紅茶、ハーブティー、コーヒー等)はこだわりがないとわざわざ高価なものは購入しないだろうし。

売る側の私たちは、普段から味見をして微妙な違いにも気付いているし、割と高めの味に慣れてしまうから、「オススメは100gで800円の商品ですよ」とさらっと言ってしまうので、お客さんとギャップができたのかな。

毎日毎日販売をして味見をしていると、「値段が違うんだから味も違うに決まってんじゃん!」とついつい思ってしまうけど、いざ商品を目の前にして、あまり味のイメージができない側からすると、「なんでこんなに値段が違うの?安い方がいいに決まってんじゃん!」となるのかな。

モノを売ることの難しさを感じた仕事でした。