こんにちは。今日は漫画「BLUE GIANT」に一日使ってしまいました。このあと勉強して夕食作らないといけませんが、興奮が冷めないうちに文字に残しておこうと思います。
BLUE GIANTを初めて読んだのは夫がレンタルしてきたのをパラパラっと見たとき。絵は、どちらかというと素朴な感じ。けど、迫力がある。
主人公の宮本大(ミヤモトダイ)がプロのジャズサックスプレイヤーを目指す話です。
すごく面白かった。だから夫が「漫画集めようかなぁ」と言ったときはチョーおすすめしました。決して自分のお小遣いでは買いません。笑
それでとうとうこの前漫画を買ってきていたので、今日読みました。なんかね…泣きながら読みました。てへ。今日はなんだか感傷的な気分だったのです。
主人公の宮本大は口が達者なほうではなく、行動で示すタイプかな。ジャンプでいうとナルトとかルフィみたいな。
ルフィ 海賊王に おれはなる!
ナルト 言ったことは曲げねぇ!火影になる!
宮本大 世界一のサックスプレイヤーになる!
て感じですよ。
で、なんで泣いてしまったかというと、私の人生曲がってばかりだなあと思ったからです。上記3人は、挫折しそうになることはあっても諦めることはないじゃないですか。人生真っ直ぐ進んでるワケです。諦めポイントを人生の曲がり角だとすると、私の人生は曲がり角ばっかり。あれも無理、実力がないから…ってね。そういう凡人の道を進んでいるわけです。
ONE PIECEやナルトを読んでいても、そこまで自分を振り返ることはなかったけども、BLUE GIANTだとなぜか自分を振り返ってしまうんですよねー。たぶん、宮本大はどこかにいそうだな、て感じます。いや、いるね。イチロー選手(元選手?)とかそんな感じだったのかなって想像できる。
あと、漫画なんだけども、「行間を読む」ができるんです。必要最低限のセリフ、ということでしょうかね。なんて言えばいいんでしょうねぇ。
スラムダンクの試合シーンに近いものがあります。(スラムダンクの新装再編版も家にあるんですけど、話が終わっちゃうのが悲しくて未だに最終巻が読めません。)絵だけのシーンでも、そこに至るまでに十分感情移入しているから彼ら彼女らの気持ちが想像できる。
もうひとつ。宮本大が初めて人前で演奏したとき、大恥をかくんです。そこで、私の過去の、人前で大恥かいた記憶がリンクして、「大ーーー私もその気持ち分かるよーーー!」って心の中で叫びました。こういうシーンでは、悔しがる主人公はたくさんいますけど、きちんと恥ずかしがる主人公は少ない気がします。
息が止まり、カッと顔が火照って今すぐ逃げ出したしたくなる、瞬間。
(マギでもアリババが恥かくシーンありましたね。19巻の練紅覇に「すでに失くした自国のために」と言われるところ。一瞬の間があってカッとなるとこ、すごくリアル)
BLUE GIANTには、少年漫画のようなド派手なバトルシーンや過剰な悲しみの演出は特になく、わりと淡々と進んでいきます。かつて夢があって今は現実を生きている大人が読むと、随所で共感できるところがたくさんあって、感じるものがあると思います。仲間と切磋琢磨して一番を目指す、という方向性はがっつりジャンプです。
はい。ということでモロに影響受けてYouTubeで作業用BGMのジャズを流しながらブログ書きました。この漫画を読んで決意したのは、息子に「大(ダイ)」という名前を付けるのはやめておこうかなということです。
くみやすは決意で満たされた…!