何事もそうですが、言葉にしないと伝わりません。いくら頭でいいこと、いい言葉を考えていても、声に出さなければ伝わりません。
今、コミュニケーション能力は社会人として必須です。自分の考えを伝えるためには様々な言葉や知識を得る必要があります。だから、本を読んだり、ニュースを見たりして知識をつけようとしている人も多いでしょう。
でも結局、喋ることができる人が勝つのではないかなーと感じちゃいます。
多少知識不足でも、どんどん自分から話かけにいける人。
「知らなかった!」
「教えてください」
「ごめんなさい。僕のミスです」
「これ、やっておいてもいいですか?」
自分からコミュニケーションをとりにいける人。
私さ、言葉がとっさに出てこないんですよ。ありがとうとか、ごめんなさいとか、ちょっとしたことでも。
先に心の中で、よし、言うぞ、って気合いを入れないと言えないんです。些細な一言にエネルギーを使ってしまう。
わからないので教えてください、なんて、さっさと聞いてしまったほうがお互いに楽でしょう? なのに、忙しくないかな、後の方がいいかな、いやいや先に聞いた方が絶対にいいはず、と自分を励ましてからでないと聞きにいけない。
これなに? 性格ですか?
もちろん、学生のころに比べると、待ちの姿勢からは脱却しているし、自ら行動できるようにはなっています。前の自分と比べると進歩しているけど、じゃあ周りから求められる水準に達しているか?となると話は別ですよね。
求められている水準に達しているか? 水準ってどのレベルですか?
いくらネットを漁っても、そこに答えはありません。私を励ます言葉も、落ち込ませる言葉もありますが、私の所属する職場の方の言葉ではありません。
じゃあ聞きにいけばいいじゃん! ですよねー。
なぜ聞くのが怖いのか考えると、その理由は「知ってしまうから」だと思います。
一度知ってしまうと、知らなかった頃には戻れません。知らなければ平和に過ごせることはたくさんあります。(仕事においては言い訳にはなりませんけど)
なぜ知ることが怖いのか。たぶん、知ってしまった以上は達成しないといけない、というプレッシャーが生じるためです。
気の利いたことを言わねばばらない。
気を使わねばならない。
残業せねばならない(差し迫ったものは特にないのに)。
手伝わねばならない。 ってね。
人の「(できれば)やってほしい」を、脳内で「せねばならない」に変換してしまうのです。そして自分の中でやることリストが膨大になり、疲れてしまう、という悪循環。
これ、私のよくあるパターンね。笑
一回これで潰れかけたので、もう大丈夫なんだけど、図太くなるのもエネルギー消費しますね。最初のころは特に。
「図太く」「言葉は軽く」が今後のテーマです。